-- INDEX --
<<はじめに>>
 ・EPOCとは
 ・臨床研修制度とは
 ・臨床研修制度の基本理念について
 ・研修医の評価について
 ・基本的なコンセプト
 ・セキュリティ

<<研修医メニュー>>
 ・アクセスとアクセス権限
 ・データの入力方法
 ・入力項目の概略
 ・入力可能期間
 ・参照期間
 ・診療科ごとの入力項目
 ・I.行動目標の評価
 ・II-A.経験すべき診察法・検査・手技
 ・II-B.経験すべき症状・病態・疾患
 ・II-C.特定の医療現場の経験
 ・研修メモ
 ・指導状況の評価
 ・研修環境評価
 ・プログラム全体の評価
 ・電子メール一覧
 ・掲示板機能
 ・参照
 ・管理部門でのモニター
<<指導医メニュー>>
 ・アクセスとアクセス権限
 ・代理入力について
 ・データの入力方法
 ・研修医の選択
 ・研修の評価の入力
 ・入力可能期間
 ・参照期間
 ・I.行動目標の評価
 ・II-A.経験すべき診察法・検査・手技
 ・II-B.経験すべき症状・病態・疾患
 ・II-C.特定の医療現場の経験
 ・研修メモの参照
 ・研修の評価の参照
 ・指導状況の評価の参照
 ・研修環境評価
 ・電子メール一覧
 ・掲示板機能
 ・管理部門でのモニター

<<管理部門メニュー>>
(研修統括部門担当者・プログラム管理者)
 ・アクセスとアクセス権限
 ・プログラム管理者
 ・研修統括部門担当者
 ・[1.プログラム参加施設の入力]
 ・[2.プログラムへの研修医の入力]
 ・[3.参加施設への研修医の割当]
 ・[4.掲示板機能 (オプション)]
 ・[5.指導状況評価への項目追加 (オプション)]
 ・[6.EPOCからHPへのリンク作成 (オプション)]
 ・[7.入力期限(初期値)の変更]
 ・[1.病院基本情報の入力]
 ・[2.研修ブロックの入力]
 ・[3.ブロック担当診療科の入力]
 ・[4.指導医の入力]
 ・[5.研修医の診療科・指導医への割当]
 ・[6.追加研修目標の入力(オプション)]
 ・[7.研修医・指導医の入力状況確認/入力期間変更]
 ・[8.研修記録の参照]
 ・[9.指導医の入力状況確認/集計]
 ・[10.未入力評価一覧の参照]
 ・[11.レポート提出一覧]
 ・[12.各種評価集計]
 ・[13.指導医履歴一覧]
 ・[14.コメディカル評価 設定
 ・代理入力について

はじめに

EPOCとは
  EPOCは、臨床研修のオンライン評価を行うシステムで、国立大学病院長会議常置委員会教育研修問題小委員会のもとに発足したEPOC運営委員会及び大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)によって、開発・運用されています。
  EPOCの主な機能は下記のとおりです。
    1.研修医による自己評価の入力・参照機能
  2.指導医による研修医の評価の入力・参照機能
  3.研修医による指導状況の評価の入力・参照機能
  4.研修医による研修環境の評価の入力・参照機能
  5.研修医によるプログラムの評価の入力・参照機能
  6.研修指定病院・診療科等の履歴管理機能
  研修医手帳の機能を有しており、EPOCの記録に基づき臨床研修修了証を発行することが可能です。
上に戻る


臨床研修制度とは
  医師法第16条の2第1項に規定され、診療に従事しようとするすべての医師は、臨床研修を受けなければならないことになっています。
上に戻る


臨床研修制度の基本理念について
  平成15年6月12日つけの厚労省医政発(第0612004号)につぎのように述べられています。
   「医師については、単に専門分野の負傷又は疾病を治療するのみでなく、患者の健康と負傷又は疾病を全人的に診ることが期待され、医師と患者及びその家族との間での十分なコミュニケーションの下に総合的な診療を行うことが求められていること。 また、医療の社会的重要性及び公共性を考えると、臨床研修は、医師個人の技術の向上を超えて、社会にとって必要性の高いものであること。
  このため、臨床研修については、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身に付けることのできるものでなければならない。」
上に戻る


研修医の評価について
  新医師臨床研修制度施行準備有識者会議 平成16年3月10日
臨床研修病院の指定基準として、次のようにされています。
 
1. 研修管理委員会は、研修プログラムの作成、研修プログラム相互間の調整、研修医の管理及び研修医の採用・中断・修了の際の評価等臨床研修の実施の統括管理を行うこと。
2. 指導医は、担当する分野における研修期間中、研修医ごとに臨床研修の目標の達成状況を把握し、研修医に対する指導を行い、担当する分野における研修期間の終了後に、研修医の評価をプログラム責任者に報告すること。
3. 研修管理委員会は、研修医の研修期間の終了に際し、臨床研修に関する当該研修医の評価を行い、単独型臨床研修病院又は管理型臨床研修病院の管理者に対し、当該研修医の評価を報告しなければならないこと。
4. 単独型臨床研修病院又は管理型臨床研修病院の管理者は、3.の評価に基づき、研修医が臨床研修を修了したと認めるときは、速やかに、当該研修医に対して、当該研修医に臨床研修修了証を交付しなければならないこと。
5. 単独型臨床研修病院又は管理型臨床研修病院の管理者は、3.の評価に基づき、研修医が臨床研修を修了していないと認めるときは、速やかに、当該研修医に対して、理由を付して、その旨を文書で通知しなければならないこと。
6. 研修医手帳を作成し、研修医が当該手帳に研修内容を記入するよう指導すること。また、研修医が担当した患者の病歴や手術の要約を作成するよう指導すること。
上に戻る


基本的なコンセプト
    EPOCは厚労省の提示した、「臨床研修の到達目標」 <<別表1>> に準拠して入力項目が作成されています。 また、研修プログラムごとに独自の入力項目を設定できます。
  研修医が自らの研修内容を自己評価したのちに指導医が監査して、目標の達成を互いに確認します。 ただし評価には絶対的な基準はなく、医師として基本的な手技や知識を各研修プログラムの責任において評価する形になります。 その意味において、EPOC運営委員会は個々の入力内容には責任を持ちません。
  EPOCはいわば研修の道しるべであり、EPOCにおける2年間の研修の記録に基づいて、研修修了証が発行できます。
上に戻る


セキュリティ
  EPOCは大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)のサーバー内にありますので、UMINと同じセキュリティレベルです。
 
 1. マシン室に監視カメラ・出入口の指紋認証を設置して、物理的保護を行って います。
 2. データは毎日採取し、前週分のバックアップを北海道で保管しています。
 3. WWW通信は暗号化しています(SSL)。
 4. ファイアウォールの設置して、侵入を防止しています。
 5. サーバソフトウェアは頻回にアップデートしています。
  また、研修医、指導医ごとにUMIN−IDが付与されますが、IDやパスワードの使いまわしは原則禁止しております。 利用ログはすべて記録され(誰が使っているかも 含めて)、永久保存する予定です。
上に戻る

研修医メニュー

アクセスとアクセス権限
    別途配布されたUMIN-IDおよびパスワードにより、アクセスすることができます。IDおよびパスワードを紛失した場合や、変更の希望がある場合には、(http://www.umin.ac.jp/id/) から手続きを行います。
  EPOCの各メニューに対するアクセス権限は <<別表2>> のように定められています。 研修医は自分の評価シートにのみアクセス可能となっており、指導医は割り付けられた複数の研修医の評価シートにアクセス可能です。
上に戻る


データの入力方法
    ほとんどの項目はラジオボタン型式になっており、選択するだけです。一部で自由入力が可能になっています。 1回の入力が終了したら、ページ右肩にある終了ボタンを押してください。 ボタンを押すと確認画面が2回でてブラウザーが終了します。 この時点で、データがサーバーに登録されます。 ブラウザーを終了しない場合、ほかの人が続けてアクセスするとデータが改変されますのでご注意ください。
上に戻る


入力項目の概略
    診療科単位の評価、研修医療機関単位(病院あるいは施設)の評価、プログラム全体の評価からなります。
  診療科単位の評価は現在研修を実際に行っている科ごとに研修内容の評価を行います。 複数の科で同時に研修が行われている場合(たとえば、麻酔科と救急科、外科と救急科など)には、どちらかの科のみから入力する形になります。 医療機関単位の評価は、病院や研修施設が変わるごとに行います。 病院や施設の研修環境に対する評価が中心です。
  プログラム全体の評価は、2年間の研修が終了してから入力します。
上に戻る


入力可能期間
    入力が出来る診療科は、入力期間が緑字で示されています。赤字の期間に関しては入力出来ません。
  すべての入力項目は、特定の診療科における研修が終了したのち、原則として1ヶ月をすぎると入力できなくなります。 何らかの事情でその期間をすぎて入力が必要な場合には、個々の研修プログラムに定められたプログラム管理者が入力期間を変更することができます。 EPOC運営事務局での対応は出来ません。
上に戻る


参照期間
  研修記録は研修終了後5年間保持され、研修医は自らの研修記録をその期間にわたって見ることが出来ます。 研修医による指導体制に対する評価は、研修全体が修了するまで指導医側には参照されません。 参照可能時期の詳細については、<<別表3>>をご覧ください。
上に戻る


診療科ごとの入力項目
    入力項目は2年間を通じて基本的には同一です。診療科ごとに特別に設定されるものではありません。
  研修の評価は日常の研修に関する評価です。 行動目標は医療者として必要な基本姿勢・態度を評価し、経験目標では診察法・検査・手技や症状・病態・疾患および特定の医療現場の経験について評価します。 3段階評価の項目では、研修医および指導医の双方の評価が以上となったものが、経験済みと評価されます。
    指導状況の評価は指導医個人ではなく、指導助手も含めた指導医群全体を対象として、医療全般にわたる指導について評価します。 環境の評価は当該診療科における福利厚生、研修内容(症例数や質など)、人的支援体制について評価します。
上に戻る


I.行動目標の評価
    3段階評価で、研修医と指導医の評価が以上になれば目標を達成したものとして表紙に数が表示されます。 選択枝はデフォルトでは未入力が選択されています。評価を試みたが症例数が少ないないなどの理由で適確な評価が出来ないと判断された場合には、評価不能を選択します。 評価不能では入力したことが管理画面に反映されますが、未入力ではアクセスしたとは認められません。
上に戻る


II-A.経験すべき診察法・検査・手技
    3段階評価で、研修医と指導医の評価が以上になれば目標を達成したものとして表紙に数が表示されます。 選択枝はデフォルトでは未入力が選択されています。評価を試みたが症例数が少ないないなどの理由で適確な評価が出来ないと判断された場合には、評価不能を選択します。 評価不能では入力したことが管理画面に反映されますが、未入力ではアクセスしたとは認められません。
    設定された項目のうち必修項目を示しています。 そのうちA表示のついた項目については自ら実施し、結果を解釈できることが求められています。 掲載された項目のすべてが必修ではありません。
上に戻る


II-B.経験すべき症状・病態・疾患
    2段階評価で経験の有無のみを記録し、研修医と指導医の双方が一致すれば経験したことが認められて表紙に数が表示されます。 逆に両者が一致しなければ、カウントは増えません。 経験したかどうかはあくまで自己評価と指導医の判断に依拠し、特別な基準は設けられていません。また、研修をしている診療科にかかわらず、救急や合併症として経験できた症状、病態、疾患にもチェックをつけてください。
    症例レポートは、EPOC上でやりとりできません。また、特定の書式も用意されていませんので、各研修プログラムで用意してください。
上に戻る


II-C.特定の医療現場の経験
    地域保健・医療、救急医療、終末期医療などに加え、小児・産婦人科、精神神経科に関する項目です。
  3段階評価で、研修医と指導医の評価が以上になれば目標を達成したものとして表紙に数が表示されます。 選択枝はデフォルトでは未入力が選択されています。評価を試みたが症例数が少ないないなどの理由で適確な評価が出来ないと判断された場合には、評価不能を選択します。 評価不能では入力したことが管理画面に反映されますが、未入力ではアクセスしたとは認められません。
上に戻る


研修メモ
    珍しい症例を経験した際の記録や各種の覚え書きなど、自由に利用することができます。 ただし、指導医はいつでもこれを見ることができます。また、個人情報の書き込みは禁止します。 全研修期間から1ヶ月を経過すると削除できなくなりますので注意してください。
上に戻る


指導状況の評価
    評価対象は[担当指導責任者]に表示されている指導医個人ではなく、指導助手も含めた指導医群全体です。 4段階の絶対的な評価をつけてください。指導体制の改善のための貴重な情報になりますから、正直に入力してください。 ただし、自由入力部分には個人が特定できる書き方をしないでください。
    指導医は2年間の研修期間が終了するまで、研修医からの評価を見ることができません。 ただし、管理部門では当該診療科の入力が終了した時点から見ることができます。 個々の項目についての参照期間の詳細は <<別表3>> をご覧ください。
上に戻る


研修環境評価
    研修環境の改善のための貴重な情報になりますから、正直に入力してください。
  診療科ごとの評価は、当該診療科での研修が終了した後1ヶ月以内に入力してください。この評価は入力期間終了直後から指導医および管理部門から参照できるようになります。
  研修医療機関ごとの評価は、当該研修機関での研修が終了して1ヶ月以内に入力してください。この評価は入力期間終了後すぐに管理部門から参照できるようになります。
上に戻る


プログラム全体の評価
  2年間の研修期間が終了した時点で、研修プログラムの評価を入力します。
上に戻る


電子メール一覧
  研修医に関連する指導医および研修統括部門担当者のUMIN電子メールアドレスが表示されます。
上に戻る


掲示板機能
    プログラム管理者は、当該研修プログラムに参加している研修医全員と指導医を対象に、アナウンスを送ることができます。 掲示板は上書きにより書き換えられますが、新規書き換え後1週間は画面に「new」と表示されます。
上に戻る


参照
    参照画面では、表紙に自己評価と指導医によって以上に評価された項目の数が表示されます。 さらに各項目を選択すると具体的な評価内容を見ることができます。 また、表紙から[全研修ブロックでの評価一覧]を選択することにより、研修の全期間を通じての経験を通覧することができます。これにより研修の達成状況がひと目で把握できます。
上に戻る


管理部門でのモニター
    管理部門は研修医・指導医の入力状況を、最終更新日によって把握できます。 入力期間の締め切りが間近な場合には、管理部門から注意があることもあります。 ただし、入力内容については、管理部門でも改変はできず、また一定の定められた期間を過ぎるまで参照することもできません。 参照期間の詳細は <<別表3>> をご覧ください。
上に戻る

指導医メニュー

アクセスとアクセス権限
    別途配布されたUMIN-IDおよびパスワードにより、アクセスすることができます。IDおよびパスワードを紛失した場合や、変更の希望がある場合には、(http://www.umin.ac.jp/user/) から手続きを行います。
    EPOCの各メニューに対するアクセス権限は <<別表2>> のように定められています。研修医は自分の評価シートにのみアクセス可能となっており、指導医は割り付けられた複数の研修医の評価シートにアクセス可能です。
上に戻る


代理入力について
  協力施設での評価に関して、インターネットへのアクセスが困難な場合には、紙ベースで評価をもらい、研修統括部門担当者が代理入力することが出来ます。
上に戻る


データの入力方法
    ほとんどの項目はラジオボタン型式になっており、選択するだけです。1回の入力が終了したら、ページ右肩にある終了ボタンを押してください。 ボタンを押すと確認画面が2回でてブラウザーが終了します。 この時点で、データがサーバーに登録されます。ブラウザーを終了しない場合、ほかの人が続けてアクセスするとデータが改変されますのでご注意ください。
上に戻る


研修医の選択
    入力の対象となる研修医を一覧から選択します。 また、過去に研修していた研修医については検索して入力内容を参照できます。
上に戻る


研修の評価の入力
    研修医の自己評価に対して、指導医としての評価を与えてください。評価は必ずしも研修医と同じでなくともかまいません。 入力項目は2年間を通じてすべての診療ブロックにおいて同一です。 診療科ごとに特別に設定されるものではありません。
    診療科単位の評価は現在研修を実際に行っている科ごとに研修内容の評価を行います。複数の科で同時に研修が行われている場合(たとえば、麻酔科と救急科、外科と救急科など)には、どちらかの科のみから入力する形になります。 指導医が途中で交代した場合でも、それまでに入力した評価は受け継がれます。
    研修の評価は日常の研修に関する評価です。 行動目標は医療者として必要な基本姿勢・態度を評価し、経験目標では診察法・検査・手技や症状・病態・疾患および特定の医療現場の経験について評価します。 3段階評価の項目では、研修医および指導医の双方の評価が以上となったものが、経験済みと評価されます。
上に戻る


入力可能期間
    入力が出来る診療科は、入力期間が緑字で示されています。赤字の期間に関しては入力出来ません。
  すべての入力項目は、特定の診療科における研修が終了したのち、原則として1ヶ月をすぎると入力できなくなります。 何らかの事情でその期間をすぎて入力が必要な場合には、個々の研修プログラムに定められたプログラム管理者が入力期間を変更することができます。 EPOC運営事務局での対応は出来ません。
上に戻る


参照期間
    研修記録は研修終了後5年間保持され、研修医および指導医は研修記録をその期間にわたって見ることが出来ます。また、指導医は研修医の過去の履歴を診療科にかかわらず見ることができます。
  ただし、研修医による指導体制に対する評価は、研修全体が修了するまで参照できません。 個々の項目について参照可能時期の詳細は <<別表3>> をご覧ください。
上に戻る


I.行動目標の評価
    3段階評価で、研修医と指導医の評価が以上になれば目標を達成したものとして表紙に数が表示されます。 選択枝はデフォルトでは未入力が選択されています。評価を試みたが症例数が少ないないなどの理由で適確な評価が出来ないと判断された場合には、評価不能を選択します。 評価不能では入力したことが管理画面に反映されますが、未入力ではアクセスしたとは認められません。
上に戻る


II-A.経験すべき診察法・検査・手技
    3段階評価で、研修医と指導医の評価が以上になれば目標を達成したものとして表紙に数が表示されます。 選択枝はデフォルトでは未入力が選択されています。 評価を試みたが症例数が少ないないなどの理由で適確な評価が出来ないと判断された場合には、評価不能を選択します。 評価不能では入力したことが管理画面に反映されますが、未入力ではアクセスしたとは認められません。
    設定された項目のうち必修であり、そのうちA表示のついた項目については自ら実施し、結果を解釈できることが求められています。 指導医は必修項目の研修が必ず行われるように、研修内容を工夫してください。
上に戻る


II-B.経験すべき症状・病態・疾患
    2段階評価で経験の有無のみを記録し、研修医と指導医の双方が一致すれば経験が認められ、表紙に数が表示されます。 経験したかどうかはあくまで自己評価と指導医の判断に依拠し、特別な基準は設けられていません。 また、その時点で研修をしている診療科にかかわらず、救急や合併症として経験できた場合にはチェックをつけてください。
  症例レポートの提出は、EPOC上でやりとりはできません。 また、特定の書式も用意されていませんので、各研修プログラムで用意してください。
上に戻る


II-C.特定の医療現場の経験
    地域保健・医療、救急医療、終末期医療などに加え、小児・産婦人科、精神神経科に関する項目です。
  3段階評価で、研修医と指導医の双方の評価が以上になれば目標を達成したことになり、表紙に表示されます。 選択枝はデフォルトでは未入力が選択されています。 評価を試みたが症例数が少ないないなどの理由で適確な評価が出来ないと判断された場合には、評価不能を選択します。 評価不能では入力したことが管理画面に反映されますが、未入力ではアクセスしたとは認められません。
上に戻る


研修メモの参照
    珍しい症例を経験した際の記録や各種の覚え書きなどに関する研修医の書込みを参照できます。 ただし、個人情報が記載されていないことに注意を払ってください。
上に戻る


研修の評価の参照
    参照画面では、表紙に自己評価と指導医の評価によって経験が認められた項目の数が表示され、さらに各項目を選択すると具体的な評価内容を見ることができます。 また、表紙から[全研修ブロックでの評価一覧]を選択することにより、当該研修医の経験を研修の全期間を通じて参照することができます。 これにより研修の達成状況が把握できます。
上に戻る


指導状況の評価の参照
    評価対象は [担当指導責任者] に表示されている指導医個人ではなく、指導助手も含めた指導医群全体です。 研修医の2年間の研修が終了した後に見ることができます。 指導体制を改善するための貴重な情報であり、謙虚に受け止めてください。
  ただし、管理部門では当該診療科の入力が終了した時点から見ることができます。 参照期間の詳細は <<別表3>> をご覧ください。
上に戻る


研修環境評価
    診療科ごとの評価、研修機関ごとの評価とも入力期間終了後に管理部門が参照できるようになります。
上に戻る


電子メール一覧
    研修医に関連する指導医および研修統括部門担当者のUMIN電子メールアドレスが表示されます。
上に戻る


掲示板機能
    プログラム管理者は、当該研修プログラムに参加している研修医全員と指導医を対象に、アナウンスを送ることができます。 掲示板は上書きにより書き換えられますが、新規書き換え後1週間は画面に「new」と表示されます。
上に戻る


管理部門でのモニター
    管理部門は研修医・指導医の入力状況を、最終更新日によって把握できます。 入力期間の締め切りが間近な場合には、管理部門から注意があることもあります。 ただし、入力内容については、管理部門でも改変はできず、また一定の定められた期間を過ぎるまで参照することはできません。
上に戻る

管理部門(研修統括部門担当者・プログラム管理者)メニュー

アクセスとアクセス権限
    管理型病院に対しては固有のUMIN-IDおよびパスワードが配布されます。 ただし、プログラム管理者の個人情報はUMINに登録していただきます。
  登録情報の変更やIDおよびパスワードを紛失した場合には、(http://www.umin.ac.jp/user/) にアクセスしてください。EPOCの各メニューに対するアクセス権限は <<別表2>> のように定められています。管理部門といえども、研修医や指導医の入力した情報を書き換えることはできません。
  また、プログラム管理者が指導医として研修医の指導を行うには、別途個人のUMIN-IDを取得する必要があります。
上に戻る


プログラム管理者
    研修プログラムに参加する施設や研修医の登録を行います。 このIDでは、研修統括部門担当者、指導医、研修医メニューにアクセスすることはできません。 ただし、自らの病院に関しては、プログラム管理者画面から研修統括部門担当者の機能をすべて実行できます。
上に戻る


研修統括部門担当者
    管理型病院および協力病院について、個人名でプログラム管理者から登録されます。 診療ブロックの設定や診療科、指導医と研修医の割当を行います。
上に戻る


[1.プログラム参加施設の入力]
    プログラム管理者が行います。 研修プログラムの最初の登録時にはUMINにおいて協力型病院や協力施設となる参加施設を全て登録します。
  EPOC利用開始後に、新しく参加施設を増やす場合には、同画面の中の [施設名称] の欄右側に 『機関検索』 という検索メニューへのリンクがありますので、こちらより新たに追加されたい施設を検索してください。 見つからない場合には、EPOC事務局への申請が必要です。 見つかった場合にはプログラム管理者レベルで参加施設の登録が可能です。
    協力機関(協力型病院や協力施設)の登録には、最低1名の研修統括部門担当者の UMIN ID を入力する必要があります。 プログラム管理者は協力病院の研修統括部門担当者になることもできますが、その研修機関における研修医と指導医の割付作業を行うことになります。
上に戻る


[2.プログラムへの研修医の入力]
    プログラム管理者が行います。 貴院研修プログラムで研修する研修医(貴施設で採用した研修医)を登録します。 同画面の中へ 『ユーザ検索』 という検索メニューへのリンクがありますので、こちらより UMIN-ID の検索を行って入力してください。
  尚、登録する研修医は、貴施設を管理型とする研修プログラムの研修医のみです。 協力型施設として受け入れた研修医を貴施設の研修プログラムの研修医として登録しないよう十分ご注意ください。
上に戻る


[3.参加施設への研修医の割当]
    プログラム管理者が行います。 『研修施設』 と 『当該施設での研修期間』 を研修医毎に割り当てます。 例えば、たすきがけの場合には、1年ごとに管理型病院と協力病院を割り当てることになります。
上に戻る


[4.掲示板機能 (オプション)]
    プログラム管理者は、当該研修プログラムに参加している研修医全員と指導医を対象に、アナウンスを送ることができます。 掲示板は上書きにより書き換えられますが、新規書き換え後1週間は研修画面に 『new』 と表示されます。
上に戻る


[5.指導状況評価への項目追加 (オプション)]
    プログラム管理者は、指導状況を評価する項目を30個まで追加できます。 EPOCは厚労省から提示された研修目標に準拠しているために、必ずしも研修機関ごとの個別対応が出来ていません。 研修機関の特徴を生かして、独自の研修目標を設定してください。
上に戻る


[6.EPOCからHPへのリンク作成 (オプション)]
    研修プログラム単位で、EPOCの各ページから “研修プログラム独自の臨床研修用HP” へリンクを作成することができます。(登録できるリンクは3種類です。)
上に戻る


[7.入力期限(初期値)の変更]
   研修の記録、指導状況の評価・研修環境の評価、医療機関単位の環境評価、プログラム評価毎に入力期間を設定することができます。
上に戻る


[1.病院基本情報の入力]
    入力は必須ではありませんが、研修統括部門担当者が自らの病院の情報について入力します。 尚、本画面で表示されている研修統括部門担当者の変更を行いたい場合には、プログラム管理者へご依頼ください。(EPOC事務局への届け出は不要です。)
上に戻る


[2.研修ブロックの入力]
    研修統括部門担当者が入力します。 当該施設内で研修を行う 『研修ブロック』 を [研修ブロックの追加] 欄のプルダウンメニューより選択して入力します。
上に戻る


[3.ブロック担当診療科の入力]
    研修統括部門担当者が入力します。 『研修ブロック』を設定した後、引き続き 『診療科』 を設定します。
  先ず、『研修ブロック』 をプルダウンメニューから選択し、次に、[診療科等の名称] 欄へ診療科名を自由入力してください。 ただし、『地域保健・医療ブロック』 に関しては、研修施設の固有名詞を用いることはできません。 [診療科等の名称] 欄へ表示されるプルダウンメニューよりその種別を選択してください。 これは後日全国的な集計を行うためです。
上に戻る


[4.指導医の入力]
    研修統括部門担当者が入力します。 『研修ブロック』 と 『診療科』 を設定した後、引き続き 『指導医』 を設定します。 指導医は UMIN-ID を直接入力するほか、氏名による検索も可能です。
上に戻る


[5.研修医の診療科・指導医への割当]
    研修統括部門担当者が入力します。 研修医毎に、『研修ブロック,診療科,指導医,研修期間』 を設定します。 同じ期間内に、複数の診療科や複数の指導医を割り当てることはできません。
また、研修医もしくは指導医が1度でも評価表の入力を行うと、『ブロック、診療科の変更・削除』 及び 『指導医の削除』 はできなくなります。(『指導医』 の変更は可能です。)
上に戻る


[6.追加研修目標の入力(オプション)]
    研修統括部門担当者は、『行動目標,経験目標(2段階評価),経験目標(3段階評価)』 について、それぞれ大項目5個、小項目各30個を追加することができます。 EPOCは厚労省から提示された研修目標に準拠しているために、必ずしも研修機関ごとの個別対応が出来ていません。 研修機関の特徴を生かして、独自の研修目標を設定してください。
上に戻る


[7.研修医・指導医の入力状況確認/入力期間変更]
    研修統括部門担当者は、評価表の項目ごとに最終更新日を一括して参照できます。 本来の入力期間間近で入力が済んでいない場合には、研修医や指導医にメールなどにより入力を促すことが出来ます。 入力期間は原則として研修が終了したのち1ヶ月以内ですが、場合によっては研修医ごとに入力期間を変更することが出来ます。
上に戻る


[8.研修記録の参照]
   研修医の評価データの一覧が参照できます。また、PDFでの印刷も可能です。
上に戻る


[9.指導医の入力状況確認/集計]
   指導医の入力状況を確認、代理入力が可能です。また、指導医の入力状況の集計を表示することができます。
上に戻る


[10.未入力評価一覧の参照]
   研修医、指導医別に評価が未入力のデータの一覧を参照できます。また、未入力者にメールを送信することも可能です。
上に戻る


[11.レポート提出一覧]
   レポート提出機能を使用したレポート提出において、研修医の提出情報が一覧表示されます。
上に戻る


[12.各評価集計]
   環境評価(診療科別)、指導評価(診療科別)、環境評価(施設別)、プログラム評価の集計データが閲覧できます。
上に戻る


[13.指導医履歴一覧]
   指導医が今までに担当した研修医の数が閲覧できます。
上に戻る


[14.コメディカル評価 設定]
   コ・メディカルを設定できます。コ・メディカルは、UMIN IDをお持ちの方でも持っていない方でも登録可能です。UMIN IDを持っていない方は、代理入力を行ってください。
上に戻る


代理入力について
    協力施設での評価に関して、インターネットへのアクセスが困難な場合には、紙ベースで評価をもらい、研修統括部門担当者が代理入力することが出来ます。 この場合には当該協力施設の指導医には、研修統括部門担当者など管理部門のメンバーを割り当ててください。
上に戻る

  EPOCヘルプ
   著作権者 :EPOC運営委員会
   著作者 :大川淳(東京医科歯科大学総合診療部)

  問合せ先
   EPOC運営委員会事務局
上に戻る